写真を見るとき、キャプションや写真家名などを頼りに見てしまいがちです。この本は、そうではなく頭を空っぽにして虚心坦懐に写真とむきあってみたい、という思いから生まれたものです。
だれが撮ったか、ではなく、何が写っているのか、に意識を集中させ、細部に目を凝らせば、1枚の写真がさまざまな想像や妄想や連想を運んできます。それを綴った文章が写真ページのつぎにつづくという形式です。
写真の見方に正解はなく、当たっているか、外れているかを、問う必要もありません。
どのように見ても許される写真の自由が存分に味える、画期的な写真エッセイ集!
<迷走写真館出展作家> 荒木経惟、 池本喜巳、 井津建郎、井上孝治、 猪瀬光、 植田正治、 小栗昌子、 尾仲浩二、小畑雄嗣、 川口和之、 鬼海弘雄、 菊池東太、 笹本恒子、 佐藤時啓、 沢渡朔、 須田一政、 武田花、 田中長徳、 土田ヒロミ、 中藤毅彦、 楢橋朝子、 西村多美子、 花代、 深瀬昌久、普後均、 宮嶋康彦、 村越としや、 元田敬三、 本橋成一、 本山周平、 森山大道、 山縣勉、 山田脩二、 ロベール・ドアノー、 渡辺克巳、 渡辺眸
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発行日 2023年10月18日
著者 大竹昭子
装幀+組版 榊原健祐
表紙・挿画 フィリップ・ワイズベッカー
頁数 168ページ
寸法 12.8 x 2 x 18.8 cm
発行所 赤々舎
定価 1980円(税込価格)