著者の藤原貞子は神奈川県横須賀市に住む80 代。大学卒業後から定年退職まで教師一筋の人生を送ってきました。ある日映画『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』を観て衝撃を受け、自ら上映会を企画。500席のホールを満杯に! 本書はその上映会前後の約2年間にわたる活動の日々を日記形式で綴ったものです。
著者に上映会の経験はなし。パソコン、スマホなどのデジタル機器はてんで苦手な超アナログ派。考えうる宣伝方法はもっぱら「口」だけ。それでもこの映画を大勢の人に届けたいという強い意志のもとに動きはじめると、その熱意はどんどん彼女の周囲に伝播し、様々な協力者があらわれ、誰も予想しなかった結果を迎えました。
この一見無謀な行動の根源には、著者が若き日に体験した学校事故の辛い記憶と、今も繋がりのある元教え子たちの存在、なかでもある生徒への強い想いがありました……。
著者は自力で本作りをはじめましたが途中で挫折し、大竹昭子が見るに見かねて、原稿作りと編集をお手伝いして刊行にこぎつけました。
類いまれな1冊になったと自負しています。
本書は2冊組で本冊には上映会までの日々と大川小学校の訪問が綴られ、別冊には協力者のことばや観客のアンケートが収録されています。人びとの声が多重的に響き合うよう構成された、大震災以降の15年を振り返るに相応しい内容です。
2026年3月いっぱいは送料サービスでお届けいたします。